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街の中の異国

きのう、前に知り合ったカメラマンmarcと会った。

外で一緒に写真を撮ることに。



パリをよく知ってる彼は、

「パリのスペシャルなところへ連れて行く」と言って

メトロに乗って、私が前住んでいたモンマルトルの近くへ。

移民が多くて治安の良くないと言われる地区。

ずっと前に、この近くで一人写真散歩を試みたことがあるけれど、

シャッターを切るのが怖くて4,5枚しか撮れずに退散した。

今回行ったのはそのもっと奥で、

インド、アラブ、アフリカ人それぞれが形成する地区とか、

その文化がちょっとずつ混ざり合っている地区。

インド地区には事務室みたいなヒンズゥー教の簡易お祈り場所。

アフリカ地区には、やたらと髪編み込む美容院。

アラブ地区にはモスクとトランプ?カフェ。

そしてそれぞれの国の食料品店、生活雑貨屋、服屋が並ぶ。

どこの地区もお金がないらしくボロボロの建物ばっかりだった。

不法滞在者が追い出されて窓が塞がれたアパートもちらほら。

ただでさえパリの道は汚いのに、ここはさらに汚かった。

そしてヤク中の人がウロウロ。

フランス警察もこの地区は危な過ぎて近寄らないらしく、

ちょっとした無法地帯。

くずれかけの石造りの建物の面影以外は、

街並も、そこを行き交う人も

フランスとは無縁に思えるようなものばかりだった。



そんなお祈りプレイスやらカフェやら美容院に

ヒョイヒョイと入り込んで話しかけるmarc。

神経ずぶとい。おもしろかった。

マダガスカル人のキレイなお姉さんに「こんにちは」を教えた。

結局萎縮してほとんどシャッター切れずじまいだったけど、

一人では行けない場所に行けて嬉しかった。



ちょっとしたきっかけで何か事件が起きてしまいそうな

そんな危なっかしいところだったけど、

不思議な均衡と日常があった。

幸せもきっとあるんだろうなと思った。
by chikako719 | 2010-07-28 08:40
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